吉祥寺北町雨水貯留施設

吉祥寺北町雨水貯留施設を視察、このエリアは市内でも最も水害被害が多く、私も消防団員として水害対応に直接関わった事もあり、ぜひ見ておきたいと思っていた。

総工費は約12億円、場所は北コミセンの西側、建て替えられた北町保育園の園庭下に4,500㎥の貯留施設を設置し、ゲリラ豪雨などの際に下水管で排水しきれない雨水を一時的に溜め込み、後にポンプで吸い上げ排水するという仕組みとなっている。
先日見学した吉祥寺東町の合流改善施設とは目的や規模が異なり、こちらの方がよりシンプルな施設だ。

工事の概要→武蔵野市公共施設下水道雨水貯留施設建造工事

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◆園庭にあるマンホールが入口、約5mの梯子を安全帯を着用し降下、その先はコンクリートの階段を地下30mまで下る。一度に大人数を受け入れられないのと、若干の危険を伴うため、一般公開は予定をしていないとの事。階段の途中には現在位置を示す表示、剥がれてしまわないだろうか?

 

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◆底から上部を見上げると広大な空間。壁面から張り出す四角い柱の中がこちら↓

 

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◆こぼれた雨水がここから導入される。30mの高さからストレートに水を落とすと底が割れてしまうため、互い違いに床が張り出し衝撃を抑える構造になっている。

 

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◆排水ポンプ、グレーの太いパイプの中には水位計があり、一段落とし込まれた位置に2台のポンプ、こういった作りはプールのオーバーフロー設備と同じだ
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◆分水堰が設置されている北町保育園北西の角、隅切りがされて見通しも良くなったように見える

 

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北コミセン側から水害現場を見ると明らかに傾斜していることが分かる。この高低差分が浸水の最大水位となる。昨年の水害の際は約160cm、大人の胸まで浸かる水位となり、警察のボートが出動しテレビ中継までされた。
 
この雨水貯留施設によって、ある程度の浸水被害は抑制されるがまだ万全ではない、あとはハード面だけでなく、ソフト面でどう対応するかという事も考えなければならない。
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