市民文化会館改修工事基本設計

本日の総務委員会にて市民文化会館改修工事基本設計の概要が報告された。

概算総工事費は45億1250万円、前回示された改修案と比べ7340万円減額となった。
7340万円減額とはいえ決して安い工事費ではなく、もっと大胆に削減することはできないのかとも感じたが、細かな見直しを積み重ねた結果として、正面階段の構造上の問題によるエスカレータ設置のための補強に関する増額や、懸念をしていた(昨年の全員協議会の際は計上されていなかった)耐震改修工事の費用を含めた上での減額は一定の評価は出来る。

資料では劣化改修の部分で約2億7000万円削減されているが、これは改修により機能向上を伴うため「舞台特殊設備機能の見直し(項目E)」「エネルギー利用の効率化(項目W)」に割り振られているため、内容としての大幅な増額・減額ではない。できれば機能性の向上を最小限に抑えた場合の費用と、それぞれのランニングコストの違いも提示して欲しかった。

私は総務委員ではないため質疑には加われないがいくつか気になる点もあった、特に空調システムの見直し(項目C)や茶室の空調改修(項目I)に関しては、新たに和室・茶室を個別空調に切り替えるエリアに含め、茶室前庭部分の空調も改修するというもの、市民文化会館4階の茶室に関しては利用率の低さから見直しの必要性が指摘されているにも関わらず、改修工事の緊急性から今回の改修では議論の対象から外されている、これを改修するというのは結局このままの形で使い続けるということなのか、質疑の中で若干は触れられていたが、今回は切り離して今後の方向性が定まってから手を付けても良いのではないかと思う。

【行政報告資料】
・市民文化会館改修に伴う基本設計について
・市民文化会館改修工事基本設計の概要

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