農業委員会視察

武蔵野市農業委員会の視察に参加、午前は神奈川県秦野市の「はだの都市農業支援センター」や、荒廃農地解消活動についてのレクチャーと、全国に先駆けてオープンした地産地消の拠点となる大型直売所「はだのじばさんず」の視察。

全国初の大型直売所の開設など都市農業が盛んなイメージを持っていたが、秦野市でも農業従事者・農地の減少は進んでいて、この15年で農家人口が50%減、農地面積も26%減と、武蔵野市ほど深刻ではないが同じような課題を抱えており、秦野市・農業委員会・農協の三者が農業支援に関する機能を一本化するのため「はだの都市農業支援センター」を設置し、荒廃農地解消活動や、新規就農者を育成するための市民農業塾など様々な取り組みを行っている。

人口 面積 農地面積 農業従事者
秦野市 17万人 100平方km 770ha 1500人
武蔵野市 14万人 10平方km 30ha 200人

 

-はだのじばさんず-
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久しぶりに自炊しようかな?と思えるような品揃えだったが、名産の落花生や銀杏を購入。

単純に秦野市の取り組みを武蔵野市に当てはめる事は出来ないが、参加した委員からは様々な質問があり、今後の武蔵野の農業支援のヒントは得られたのではないかと思う。

 

-午後は玉川学園へ移動しSci Tech Farm(LED農園)の視察-
外界から隔離された農場(工場?)で毎日600株のレタスが収穫され(今年度中に3200株に増産予定)、市内スーパーや学食に出荷されているとの事、個人的には野菜は土にまみれ太陽光を浴び、人の手によって育てられるものだと思っていたので、完全オートメーションの野菜工場には違和感を感じていたのだが、この開発までの経緯、当てる光の種類によって育つレタスの色や食感を変える事が出来る事、また、収穫されたレタスは雑菌が付着していないため洗う必要がなく(水道水より清潔!)、保管状態が良ければ一ヶ月は大丈夫との事で、様々な可能性が考えられ、非常に興味深い内容でした、いずれ宇宙空間で自給自足する時代が来るのか。

ちなみに、工場内は撮影禁止のため、外観のみの撮影、若者が行きかう学園の敷地内に最先端の野菜工業が稼働しているとは、言われなければ気付かないんじゃないかな。

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