10月7，8日の二日間、友好都市である岩手県遠野市を訪問。
本来は6日の月曜日に酒田市に入り、翌7日に遠野市へ移動の予定であったが、台風18号の影響により酒田市訪問は取りやめとなり遠野市のみの訪問となった。
（JR釜石線-遠野駅）
－7日は遠野市立博物館と遠野ものがたりの館などを見学－
遠野市といえば柳田國男の遠野物語の舞台として有名だが、この地は古くから周辺の海の幸と山の幸が行きかう物流の要として栄え、日市に訪れる駄賃付（今でいう運送屋）などの「何々峠で雪女を見た」や「どこどこの誰べえが山道で山男にでくわした」等の体験談？や噂話や、古くから伝わる遠野の物語が、遠野出身の佐々木喜善によって柳田國男に伝えられ「遠野物語」誕生した、遠野市立博物館にはそういった時代の貴重な民具や資料、歴史ロマンを感じる精巧な模型などが展示されていた。
近接する「ものがたり館」には遠野物語に拘わらず、古くから伝わる日本の物語が大人も子供も楽しめるよう工夫されている昔話蔵や、柳田國男が滞在した「高善旅館」や、晩年を過ごした隠居所（世田谷区成城から移築）の展示があり、また、両館を案内してくださった学芸員の方の知識が豊富で、話しぶりも聞き易く、遠野の歴史だけでなく、日本の古き良き文化や伝統を感じられる非常に魅力的な施設だった。
武蔵野市でも交流ツアー等も企画しており（残念ながら本年度は終了）、せっかくの友好都市なので、未訪問の方はぜひ一度訪れてみてください。