沖縄からの手紙

過日武蔵野市議会において政府関係機関宛に「地方自治の尊重を政府に求める意見書」を可決しました。これは「地方自治の尊重」と銘打ちながら、一方的に辺野古への普天間基地移設に反対する意見書であります。

我々の会派は「沖縄でも意見が分かれていることに対し、武蔵野市議会という公式の機関が片方の意見に沿った意見書を出すべきではない」と明確に反対をいたしましたが、残念ながら賛成多数で意見書は可決をとなってしまい、これは武蔵野市議会の歴史に傷を付ける、誤った認識に基づく無責任な意見書であると私は考えています。

その後、ジュネーブの国連人権理事会で演説を行った我那覇真子さんより、全ての武蔵野市議会議員宛に「今回の武蔵野市議会の意見書は間違っている」といった内容の手紙が送られてきました。これは「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」の皆さんが、沖縄の現状を伝えるべく都内の議員宛に送っている資料に添えられていたものであり、今回の意見書に賛成をした議員は見て見ぬふりをすることと思います。

私自身、沖縄の基地問題にどれほどの覚悟を持って取り組んできたのか?と言われれば、正直なところ胸を張ってお答えすることは出来ません。しかし、過日の翁長沖縄県知事のジュネーブの国連人権理事会での演説が報道された際も、それに反論する我那覇真子さんの事はほとんど報道されていないことに対しては、私も強い違和感を抱いており、このようなメッセージを頂いた以上、何らかの行動を起こさなければいけないと思っています。

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武蔵野市議会議員の皆様

地方自治の尊重を政府に求める意見書

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